所得税の概論サロン

1 個人の所得にかかる税金って何?

 個人の所得にかかる税金は次のようなものがあります。
名称種類課税の方法
所得税国税
(税務署)
原則:確定申告
源泉徴収のみの場合もあり
住民税地方税
(市町村)
確定申告・源泉徴収の情報が
税務署から自動的に
市町村に伝わって課税


2 所得税の計算はどうなっていますか?

所得税は、個人の収入から経費を引いた額に税率を掛けて計算されます。
所得の種類は、総合課税される「給与」「事業」「配当」「不動産」「譲渡」「一時」「雑」の7つの所得と、分離課税される「退職」「利子」「土地等の譲渡」「株式等の譲渡等(※)」「山林」の5つの所得の合計12種類あります。
所得税の税率は、以下の表の通り所得が多くなるほど、税率が高くなる累進税率が適用されています。
税率 (注) 例えば「課税される所得金額」が700万円の場合の税額は次のようになります。
700万円×0.23-63万6千円=97万4千円
※ 平成25年から令和19年までの各年分の確定申告においては、所得税と復興特別所得税(原則としてその年分の基準所得税額の2.1%)を併せて申告・納付することとなります。

3 確定申告とはなにか?

毎年1月1日から12月31日までの全ての所得金額に対する所得税を計算して、その金額と、予納した税金・源泉徴収された税金などとの、過不足を精算する手続きの事を「確定申告」といいます。 確定申告は、確定申告書を一定の期間内に税務署に提出しておこないます。
確定申告の詳細は、左のメニューから、確定申告についてのテーマを選んで確認してください。